今回は柚木裕子さんの『パレートの誤算』を紹介していきます。
こんな方におすすめ
- 柚月裕子の作品が好き
- 社会派ミステリーが好き
- 一気に読み進めてしまう小説が知りたい
- 小説に出てくる漢字を理解してスラスラ読めるようになりたい
書籍情報
出版社:祥伝社
発売日:2017年4月
頁数: 432頁
文庫
※単行本:2014年10月、祥伝社より出版
Contents
著者について
柚月裕子(ゆづきゆうこ)
1968年岩手県出身。2008年『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。『盤上の向日葵』で「本屋大賞」2位。『最後の証人』、『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』と続く「佐方貞人」シリーズはドラマ化もされ、著者のもうひとつの代表シリーズに。2019年には、『慈雨』が文庫化され30万部を突破した。著書に『蟻の菜園─アントガーデン─』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』など多数。映像化も相次ぐ令和のベストセラー作家。
カドブンより引用
『パレートの誤算』紹介文
ベテランケースワーカーの山川が殺された。
新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。
仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、焼け跡から撲殺死体で発見されていた。
聡美は、受給者を訪ねるうちに山川がヤクザと不適切な関係を持っていた可能性に気付くが……。
生活保護の闇に迫る、渾身の社会派ミステリー!文庫裏表紙より引用
『パレートの誤算』登場人物
※登場順
・牧野 聡美(まきの さとみ) 臨時職員
・猪又 孝雄(いのまた たかお) 課長
・山川 亨(やまかわ とおる) 主任
・小野寺 淳一(おのでら じゅんいち)
・西田 美央(にしだ みお)
・倉田 友則(くらた とものり) 課長補佐
・高村 大樹(たかむら だいき) 臨時職員
聡美の家族
・昌子(まさこ) 母
・亮輔(りょうすけ) 兄
・若林 永一郎(わかばやし えいいちろう) 津川署刑事課 警部補
・谷(たに) 若林の部下 刑事
・金田 良太(かねだ りょうた)
・安西 佳子(あんざい よしこ) 生活保護受給者
・真弓(まゆみ) 山川の妻
・岩塚 武(いわつか たけし)
・立木 智則(たちき とものり)
・安西 典江(あんざい のりえ)
・安西 隆康(あんざい たかやす)
・竹本(たけもと) 小野寺の叔父
・菅野 丈太郎(すがの じょうたろう) 菅野病院院長
・矢幡(やはた) 暴力犯係 課長
『パレードの誤算』感想
『パレートの誤算』は生活保護の闇を映し出しています。
聡美の危なっかしい正義にハラハラしっぱなし、続きが気になって一気に読んでしまいました。
本当に困ってる方々が生活保護を受けているものだと思っていたので、「貧困ビジネス」というのは、かなり衝撃的でした。
考えさせられる作品ですね。
みんなが幸せな世の中になるといいなぁ。
『パレートの誤算』はドラマ化もされてて、キャストが豪華!配信はされている?
残念なことに今のところ配信はしてないようです。。。(2021/11/26時点)
リアルタイムで見れてないですが、キャストが豪華ですね!
配信情報が入ったら追記します。
『パレートの誤算』に出てくる漢字、意味