今回は長岡弘樹さんの『教場』を紹介します。
こんな方におすすめ
- 長岡弘樹が好き
- 教場シリーズが好き
- 登場人物を知りたい
- 小説に出てくる難しい漢字を理解してスラスラ読めるようになりたい
書籍情報
出版社:小学館文庫
発売日:2015年12月
頁数: 328頁
文庫判
※単行本:2013年6月、小学館より出版。
Contents
著者について
長岡弘樹(ながおか・ひろき)
一九六九年山形県生まれ。筑波大学卒。二〇〇三年「真夏の車輪」で第二五回小説推理新人賞受賞。〇八年「傍聞き」で第六一回日本推理作家協会賞(短篇部門)受賞。他の著書に『群青のタンデム』などがある。
『教場』文庫そでより引用
『教場』内容紹介
希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷徹な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。
それが、警察学校だ。週刊文春「二〇一三年ミステリーベスト10」国内部門第一位に輝き、本屋大賞にもノミネートされた”既視感ゼロ”の警察小説、待望の文庫化!すべてが伏線。一行も読み逃すな。『教場』文庫裏表紙より引用
『教場』(原作)人物相関図画像
『教場』各話の登場人物一覧
※登場順
※ネタバレになりそうな人物は伏せてます
第一話 職質
・宮坂 定(みやさか さだむ) 学生 元小学校教師
・植松(うえまつ) 担任 教官
・平田 和道(ひらた かずみち) 学生
・石山(いしやま) 学生
・須賀(すが) 副担任
・四方田(よもた) 校長
・風間 公親(かざま きみちか) 係長
・都築 燿太(つづき ようた) 学生
第二話 牢問
・楠本 しのぶ(くすもと) 学生 元インテリアコーディネーター
・服部(はっとり) 教官
・岸川 沙織(きしかわ さおり) 学生
・和馬(かずま)
第三話 蟻穴(ぎけつ)
・鳥羽 暢照(とば のぶてる) 学生
・貞方(さだかた) 教官 警部補
・稲辺 隆(いなべ たかし) 学生
・由良 求久(ゆら もとひさ) 学生
第四話 調達
・日下部 准(くさかべ じゅん) 学生 元ボクサー
・樫村 巧実(かしむら たくみ)
・尾崎(おざき) 巡査部長 樫村の先輩にあたる
第五話 異物
・由良 求久
・安岡 学(やすおか まなぶ) 学生
・神林(かんばやし) 警部補 運転技術講習会の講師
第六話 背水
・都築 燿太
・日下部
・荒川(あらかわ) 教官
『教場』感想
風間公親の洞察力はどう培ったのか、過去を知りたくなりました。
登場人物が前の話に軽く出てきて、次の話でメインになったりするので、そういうところでも伏線が見逃せないですね。
ドラマとの違いは、教場シリーズ全体で構成されてるのかなと思うので、ここが違う!とかは言い切れないですね、、、
「第三話 蟻穴」は映像化するには内容が結構ハードな印象だったので、ドラマ「教場Ⅱ」で放送されて驚きました。
調べたところ、2022年はドラマの放送情報は見当たらず、、、
期待しつつ、気長に待ちましょう!
『教場』難しい漢字の読みかたと意味