シリーズ 柚月裕子

【柚月裕子】『検事の死命』登場人物一覧【佐方貞人シリーズ3作目】難しい漢字のよみかたと意味

2021-11-24

 

今回は柚木裕子さんの佐方貞人シリーズ3作目『検事の死命』を紹介します。

 

こんな方におすすめ

  • 柚木裕子が好き
  • 佐方貞人シリーズが好き
  • 小説に出てくる漢字を理解してスラスラ読めるようになりたい

 

 

 

 


 

書籍情報
出版社:角川文庫
発売日:2018年8月
頁数: 368頁
新装文庫判

※単行本:2013年9月、宝島社より出版。文庫判:2014年10月、宝島社文庫より出版

 

文庫判の解説は恩田陸さん。

 

 

Contents

著者について

 

柚月裕子(ゆづき ゆうこ)

1968年、岩手県生まれ。第7回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し、『臨床真理』にて2009年にデビュー。2013年、『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞受賞。2016年、『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞受賞。

宝島社より引用

 

 

『検事の死命』内容紹介

 

郵便物紛失事件の謎に迫る佐方が、手紙に託された老夫婦の心を救う「心を掬う」。獄死した佐方父の謎の核心が明かされる、感涙必至の帰郷小説「業をおろす」。大物国会議員、地検トップまで敵に回して検事の矜持を貫く「死命を賭ける」。検察側と弁護側双方の、絶対に負けられない裁判の火蓋が切られる「死命を決する」。全4話を収録した、佐方貞人シリーズ。圧巻の人間ドラマが、胸を打つ!

宝島社より引用

 

『検事の死命』各話ごとの登場人物、一言あらすじ

 

※登場順、ネタバレになりそうな人物は伏せてます

今回は平成9年頃の出来事です。

第1話 心を掬う

郵便が届かない事件が発生。
不可解に思った佐方が取った行動とは?

 

・増田陽二(ますだ ようじ) 米崎地検 佐方の事務官
・筒井義雄(つつい よしお) 刑事部副部長 佐方の上司
・佐方貞人(さかた さだと) 検察官 この時20代後半

・佐々木信雄(ささき のぶお) 検察事務官 増田の高校の先輩
・滝川義明(たきがわ よしあき) 佐々木の叔父
・須美代(すみよ) 滝川の妻
・森脇文雄(もりわき ふみお) 元高校教師 ふくろうの常連

・福村正行(ふくむら まさゆき) 米崎中央郵便局監察官
・田所健二(たどころ けんじ) 郵便局員
・大竹(おおたけ) 郵便局監察官

・島本源治、清子(しまもと げんじ、せいこ) 市内に住む老夫婦

 

第2話 業をおろす

 

佐方陽世の13回忌での出来事。

『検事の本懐』(第五話 本懐を知る)が関係するので、読んでからだと一層楽しめます!

 

 

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【柚月裕子】『検事の本懐』あらすじ登場人物一覧【佐方貞人シリーズ2作目】難しい漢字の読みかた

 

・上向井多恵子(うえむかい たえこ)
・上向井英心(うえむかい えいしん) 龍円さん

・小田嶋隆一郎(おだじま りゅういちろう) 小田嶋建設従業員
・清水亮子(しみず りょうこ) 小田嶋建設従業員
・清水憲吾(しみず けんご) 小田嶋建設従業員
・沙代(さよ) 亮子の娘

・佐方敏郎(さかた としろう) 陽世の祖父
・美代子(みよこ) 敏郎の妹
・スエ 佐方の祖母

・篠原宗之(しのはら むねゆき) 弁護士 陽世の司法修習生時代の同期
・小田嶋一洋(おだじま かずひろ)
・香苗(かなえ)

・大葉厚子(おおば あつこ) 佐方(陽世)弁護士事務所 事務員

 

第3話 死命を賭ける 「死命」刑事部編

 

平成9年2月、米崎地検での出来事。
痴漢容疑がかけられた武本だが、容疑を否認する。
被害者とされる仁藤玲奈は以前にも警察に補導されたことがあり、佐方側は不利な条件だが、、。

補足

篤子が話している「俸禄」「禄高」ってなんだ?と思ったので、調べてみました。
簡単に説明すると、

<藩があった時代>
「俸禄(ほうろく)」=報酬
「禄高(ろくだか)」=報酬の額
なので、今でいうと給与のことです。

 

 

・武本弘敏(たけもと ひろとし) 被疑者
・仁藤玲奈(にどう れいな) 被害者

・麻美(あさみ) 武本の妻
・保(たもつ) 麻美の父
・篤子(あつこ) 麻美の母

・房江(ふさえ) 玲奈の母

・大河内定和(おおこうち さだかず) 米崎選出衆議院議員
・井原智之(いはら ともゆき) 武本の弁護士

・筒井義雄(つつい よしお)
・本橋武夫(もとはし たけお) 次席検事
・美佐江(みさえ) 筒井の妻
・鬼貫正彰(おにつら まさあき) 検事正

・南場輝久(なんば てるひさ) 米崎東署 署長
・富樫明日香(とがし あすか)

・橋元源次郎(はしもと げんじろう)
・佐野茂(さの しげる)

 

 

第四話 死命を決する 「死命」公判部編

武本に敏腕で有名な弁護士がつき、佐方はどう罪を裁くのかが見どころ。
筒井と南場が大活躍で、アツい話です。

 

・高尾信也(たかお しんや) 川俣検事の事務官
・川俣(かわまた) 検事
・生方伸二郎(うぶかた しんじろう) 高検次席検事
・高砂宗一(たかさご そういち) 高検検事長

・小出巧(こいで たくみ) 米崎地検検事正 鬼貫の後任

・半田悟(はんだ さとし) 武本の証人

・高杉孝一(たかすぎ こういち) 裁判官
・佐藤健吾(さとう けんご) 警部補
・多田博(ただ ひろし) 科捜研研究員主査
・真淵淳一(まぶち じゅんいち) 駅員

 

『検事の死命』感想

※少しネタバレあるかもです

佐方貞人シリーズ3作目ですね。
あまり大きな事件は起きない今作ですが、4篇とも素晴らしかった。
ページをめくる手が止まらず一気読みでした。
特に第二話 業をおろすは、佐方貞人シリーズ好きには堪らない内容。
そして『検事の本懐』で、罪をかぶった陽世の真実が明かされます。
『検事の本懐』でのモヤモヤがスッキリしました。

 

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1作目
【柚月裕子】『最後の証人』あらすじ登場人物【佐方貞人シリーズ】難しい漢字の意味と読みかた

 

2作目
【柚月裕子】『検事の本懐』あらすじ登場人物一覧【佐方貞人シリーズ2作目】難しい漢字の読みかた

 

 

 

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